学生が就活で利用する情報収集ツールはこれだ!
2017年11月30日ほとんどの学生が就職活動において知りたいことは、大きく2つに分けられます。
一つ目は、「働きはじめ」の情報です。
具体的には
・プライベートな時間は確保できるか
・給料はどれくらいもらえるのか
・その企業で働いて転職はできるのか
などが当てはまります。
そして二つ目は、「希望する企業に採用されるための情報」です。
具体的には、
・志望動機の書き方
・採用プロセスでの注意点
・受かるためのコツ
といった情報です。
これらの情報は、企業の人事も説明会にいる社員も教えてくれません。
そのため、就活生はインターネットのSNSを駆使して、こういった情報を集めてる傾向があります。
以下に具体的な例を3つ紹介します。
① 就活生は『2ちゃんねる』から企業で働く人の生の姿を想像している
就活生は企業が開く説明会やHPに掲載されている情報は、
企業側が自分たちを良く見せようとしている情報という前提に立って見ているため、あまり信用されない傾向にあります。
事業や財務情報は参考になりますが、その企業で働く個人から見たときの情報としてはあまり参考になりません。
そのため、就活生は実際にその企業で働いている個人の声を聞くために、『2ちゃんねる』などの掲示板を見て、
・残業は多くないか
・休みは取れるか
・飲み会は多いのか
・手取りでいくらぐらい貰えるのか
・転職できるか
といった、仮にその企業で働いた場合の、自分の生活に紐付く情報を得ようとします。
もちろん情報の信憑性の確度はあまり高くないかもしれませんが、
就活生からすると企業から直接聞く情報よりも有益なものが多いと言えるでしょう。
② 就活生は『みん就』から内定を得るために必要な情報を得ている
就活生が内定を得るために欲しい情報として、採用プロセスなどの企業側の情報と
エントリーシートや面接で必要となる自分が使う情報があります。
まず採用基準は、就活生から見るとブラックボックスになっているので、状況をつかむことがとても難しいものです。
そのため、“みん就”こと楽天の『みんなの就職活動日記』を活用して、他の就活生の状況を確認しています。
そこから
・本当は選考活動がどれくらい進んでいるのか
・何割ぐらいの学生が次の選考に進むのか
・本当は採用ルートがいくつあるのか
・面接は何回あるのか
・面接ではどういったことを聞かれるのか
といった情報を掴んでいき、自分の就職活動へと活かしていくのです。
また、『みん就』は、「志望動機」を書くのにとても参考になります。
「志望動機」は、就活生からすると「その企業でなければいけない理由」を説明するため、
とても難しいテーマです。『みん就』では、企業ごとに他の就活生の「志望動機」を見ることができるので、
活用している就活生は多いです。
③ 『スタッフブログ』などから情報を収集する
企業のFacebookは人事が情報を発信しているケースがほとんどですから、
なかなか生々しい情報にはたどり着けません。
一方でスタッフが独自で更新するスタッフブログなどは、
具体的な仕事やランチの情報、趣味などが書いてあるケースが多く、
実際の働き方がイメージしやすいのが特徴です。
休みの情報などが記載されていれば、ちゃんと休める会社だと理解できたり、
有休を利用している社員の投稿があれば、有休をとりやすい環境であることがわかるなど、
就活生にとってメリットがたくさんあります。またスタッフブログの更新頻度が高い企業は、
スタッフ間の関係が良好であるケースが多いので、就活生にプラスの印象を持ってもらえます。
ただ、ネガティブな情報(例えば残業が多い。嫌な上司がいる。など)は
絶対といっていいほど書かれないので、情報としては偏る傾向にあります。
まとめ
今どきの就活生はSNSを駆使することで、リアルな情報を集めていき、
そこから取捨選択し自分の就職活動の参考にしています。
もともと就職活動では、企業と就活生の情報の非対称性があるため、
就活生は就活生同士でその情報を補い合おうとする傾向があります。
企業側としては、なるべく具体的な情報を提供していくことが大切なのだと思います。
自社で更新できるスタッフブログや人事ブログなど、最低でも週に1回は更新していく。
内容はなるべく社内のことやスタッフのことを発信することで、
就活生から見えにくい入社後の自分をイメージできるようになります。
情報は少ないよりも多い方が圧倒的に有利ですので、
どんどん自社内の情報を発信することがいい人材にアプロ―チする方法なのだと思います。