就活生が面接で聞かれて不快感を覚える3つのこと
2018年07月13日目次
就職活動の現場において、企業が学生にどんな質問をすべきかは難しい問題です。
あまりにも踏む込んだ質問をすれば、就活生へ不快感を与えてしまうことも。
質問の内容が悪く就活生に不快感を与えてしまえば、その企業への入社意欲が下がるだけではなく、就活生同士のネットワークでその企業への評判が下がってしまう可能性さえあります。
今回は、「就活生は面接で一体何を聞かれると不快感を覚えるのか」について具体例を交えてご紹介します。
実際に学生が受けた不快に感じる3つの質問と不快な理由
それではまず、どんな質問が学生に不快感を与えるのか具体例を交えてご紹介します。
今回の例を参考に、今までの自社の面接には問題がなかったのかを問いただしてみてください。
結婚や恋人など必要以上にプライベートな質問
この質問は、特に女性の就活生へされることが多いです。
これから結婚する予定があるかどうかによって、採用の是非を検討する面接官もなかにはいるよう。
これによって就活生は、「こんなプライベートな質問をする無神経な企業には入社したくない」と警戒してしまいます。
「なぜ未だに内定がないのか」など人格を否定する質問
他の企業から内定を貰えない学生に対して、「他から内定が貰えないのは君の能力が低いからではないか。」といったような言い方を知らず知らずのうちにしてしまう面接官もいます。
このような失礼な質問は、就活生のモチベーションを下げることにつながります。
家族構成や家族の職業などの本人に関係のない質問
家業を継ぐ気が無いのか、親や兄弟が何の仕事をしているのか、このような質問をするのはやってはいけないこと。
なぜかというと、それは本人には責任のない外部要因であり、就活生を傷つけることにつながってしまうからです。
それに、このような家族に関する質問は、厚生労働省によって禁止されています。
くれぐれも家族に関する質問はしないよう気をつけてください。
不快な質問をされた企業へのモチベーションの変化
上記でお伝えした3つの質問のような就活生を不愉快にする質問をした場合、就活生のその企業へ対する入社のモチベーションは下がってしまうはず。
入社後もセクハラやパワハラのような発言を上司からされるかもしれないと不安になりますし、そもそもそんな無礼な質問をする社員が存在する企業を魅力的だとは思わないでしょう。
採用活動の現場において、不快な質問を1つしてしまうだけで、就活生のモチベーションをぐっと下げてしまう可能性が非常に高いのです。
まとめ 採用担当者は、段階的に信頼関係を築き、質問の内容を吟味すべき
質問内容によっては就活生のモチベーションを下げてしまうとわかっていても、就活生には少し踏み込んだ質問をしたいと考える企業も多いことでしょう。
そんな企業は、段階的に質問内容を吟味することが重要です。
一次面接や二次面接では踏みいった質問はせず、最終面接で核心を突くような質問をしてみてください。
今回ご紹介したプライベートな質問や圧迫質問をするのは良くありませんが、就活生の人柄を知るための質問であれば多少は重い内容であっても問題はありません。
面接を重ねる中で、就活生と信頼関係を築き段階的に質問内容をあげていくことが望ましいです。