学生が求める短期インターンシップとは
2018年08月10日目次
学生が学業の合間を使って参加しやすいとのことから、多くの企業が「1DAYインターン」など短期インターンシップを実施しています。
また、就活の動きが早まる中で「プレ選考」として行う企業も少なくありません。
しかし、中には、「たった1日で学生に何が伝わるのか」逆に、「たった1日で学生の何が分かるのか」と感じている人事担当者様もいるようです。
本日は学生の求める「短期インターンシップ」について、ご紹介をしたいと思います。
インターンシップの重要性
そもそもインターンシップは、新卒採用にとってどれほど重要なのか。
株式会社DISCOが行った学生調査によると、インターンシップに参加した企業に本エントリーした学生は全体の7割。
そのうち実際に内定までもらった学生は、4割までになりました。
企業側にとっても、学生側にとってもインターンは、重要な役割を果たすようになってきました。
短期インターンシップの実態
そんな中、やはり人気なのは「短期」のインターンシップ。
学生が実際に参加したインターンの期間は、1週間以上1か月未満が29.7%、1週間未満が67.8%にまで及びます。
※HeRman「短期・長期インターンシップの勤務期間・実施割合の違いを比較してみた」より
期間が短いことで、学生が参加しやすいとはいえ、「短期」インターンシップにはメリットもデメリットもあります。
メリット
・学業の合間を見つけて学生も参加しやすい
・企業側の時間的コストが少ない
・回数も多く開催できるので、より多くの学生と会える。
デメリット
・企業からの一方通行、「ただの説明会」になりやすい
・短時間すぎて学生の良さを見抜けない
・学生側も企業理解が薄くなる
学生の求めるインターンシップ
学生がインターンシップに求める要素は大きく2つに分けられます。
一つは、実践的な業務を体験すること。
学生にとって、就職後の仕事というものは、分かっているようで意外と分からないことが多いもの。
だから実際の業務・職場体験をさせて貰うことで、その仕事に対する適性を判断したいと考えています。
二つ目は、社員と話ができる機会、交流会としての役割。
社員と学生のコミュニケーションを行うことで、職場の雰囲気や業務に関する生きた情報を聞ける機会を提供すること。
更には、的確なフィードバックにより、学生に社会人の視点を持たせ、視野を広げさせ、自己分析にも一役買えるような配慮があれば、期間や形式に関係なく学生が求めている要素を満たせると言えます。
学生に人気の短期インターンシップ例
海外型
近年、多くの学生が留学を経験しており、海外思考が強いため、海外インターンの人気が高まっています。
成長型
サマーインターンを通じて、優秀者を選抜し、実際に責任者として、仕事を任せて貰えるというもので、人気が高い。
まとめ
インターンシップは、説明会では伝えきれない、会社の雰囲気・風土、そして、現場の空気感を体感してもらうには絶好の機会となります。
多くの学生に、リアルな現場を見てもらい、理解してもらう。
働く空気感を感じ取ってもらい、興味を持ってもらうととらえれば、インターンシップは企業を学生に直接アピールできる重要なものであるといえるでしょう。