学生が聞きたい「リアルな社員の声」とは?

2018年09月18日
就活生の本音採用のお悩み解決コラム

昨今では採用難により人手不足が深刻化している企業が増えてきています。

学生を採用するため、またより良い人材を採用するためには
企業側からも情報を発信していき、学生が求めていることに積極的にこたえていく必要があります。

では学生が採用活動で求めている情報とはなんでしょうか?
その一つに「リアルな社員の声」があげられます。

「リアルな社員の声」が聞きたいというニーズが高いことは、
採用コンテンツランキングでもご紹介しています。

今回は、学生が重要視する「リアルな社員の声」はどんな内容なのか、
学生が実際に聞いた質問とともにご紹介します。

学生が活用する社員との交流の場とは?

まず、学生が「リアルな社員の声」を聞くことができるのはどのような場面なのでしょうか。実際に学生が活用している社員との交流の場をご紹介します。

座談会

座談会とは、学生がその企業への理解をより深めるために
説明会では聞けなかったことを質問することができる場です。
企業に親近感を感じてもらうために、年の近い先輩社員を選出することが効果的です。
座談会の内容で、次の選考に進むかを判断する学生も少なくありません。

会社説明会

会社説明会の形式は、企業によってさまざまです。
一般的には、企業の事業や働く環境、具体的な仕事の実績などの概要を紹介します。
最近増えているのは、実際に会社で活躍している先輩の成功モデル紹介です。
先輩社員の話を聞くことで入社後、自分がどのように活躍できるかを想像させることができます。
そういった先輩社員との交流で入社のモチベーションをあげる学生も少なくありません。

OBOG訪問

OBOG訪問とは学生が興味のある企業で働いている先輩に直接アポイントを取って話を聞きに行くことです。
企業側の計らいとは異なりますが、OBOG訪問であれば気兼ねなく先輩社員に話を聞けるため
全体の約4分の1の学生(2018年卒)が、OBOG訪問を経験しているようです。

※引用:マイナビ「OBOG訪問とは」
https://job.mynavi.jp/conts/2019/obog/

学生は会社説明会だけでなく、「リアルな社員の声」が聞けるかを重視しているため
自分に合っている企業なのかを判断する要素として、
座談会やOBOG訪問を介した企業への入社意欲は高まると考えられます。

では、具体的に学生はどのような質問を先輩社員に投げかけているのでしょうか。

学生が社員に聞きたい質問とは

・入社した理由
・具体的な仕事内容
・今後の夢、目標
・仕事で成長してきたこと
・仕事の難しさ、大変さ
・業界や会社の方向性
・働いてみて変わった考え
・学生時代に何を経験したか
・学生のうちにやっておくべきこと
・業界内のポジション
・自分の意見や希望が通る環境
・仕事のやりがいや達成感
・会社で活躍している人物
・働く社員の共通点

上記のように、学生は「自分はこの企業にあっているのか?」を判断するために
自分が入社したらどんな仕事をするのかどんなことが実現できるのかなどの
入社後を想像するための質問が多くあります。
また、今後の選考を優位にしていくため会社で活躍する人物像
社員の人柄に関することを質問する学生もいるようです。

その他に学生が本当は聞きたいが聞きづらい内容もあります。

■人間関係、社内の雰囲気

・職場での社員同士のコミュニケーションはとれているのか
・職場以外でのコミュニケーションはあるのか
・働いている時の社内の雰囲気はどんなものなのか

■福利厚生、休暇、給与

・給与やボーナスの具体的な額
・有給休暇の取りやすさ
・離職率はどのぐらいなのか
・サービス残業はあるのか
・休日出勤はすることがあるのか

座談会やOBOG訪問であっても選考に関わることを学生は理解しています。
そのため、ネガティブな質問をしづらいと思う学生は多く、
聞きたいことがあっても、ネガティブな質問をしないことがほとんどでしょう。

学生の聞きたい「リアルな社員の声」とは

学生が聞きたい「リアルな社員の声」には、上記であげた質問項目のようにさまざまな内容があります。
先輩社員はどんな仕事をしていて、どんなことにやりがいを感じているのかなどの仕事に関する質問から、社内の環境や、社員同士の交流、会社の制度や体制など実際に働く職場環境に関する質問など、「自分が入社したらどうだろう?」という視点で入社後の想像を膨らませるために年代の近い先輩社員に直接話を聞いてみたいと思っているのです。
けれど、会社説明会や選考の場では、聞きたいことがあっても学生が躊躇してしまったり、先輩社員もざっくばらんに話すことができる場ではないかもしれません。
「社員のリアルな声」を聞いてもらうためには、学生と先輩社員ともに気張らずに話せる場を設けることが大切でしょう。

まとめ

学生は一緒に働く先輩社員に話を聞くことで、
自分が企業に入社する想像を膨らませることができます。

例え説明会や面接を通ってきたとしても、
実際に働く社員の姿が分からなければ、
内定後も入社後の想像ができず分からない不安を感じることは当然でしょう。

学生と企業とが相互に理解し、採用したい学生に入社してもらうためにも、
学生が重要視する「リアルな社員の声」を聞くための場を設けることはとても重要なことでしょう。

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