採用担当者必見!「辞めない新卒社員」の見極め方
2020年03月10日目次
いくら新卒人材を社員として採用しても、教育途中で辞められてしまっては意味がありません。
いずれ優秀な社員として戦力になってもらうためには、「辞めない人材」を見極めて採用することが重要になります。
この記事では、新卒社員を採用するにあたって辞めるリスクの低い人材を見極めるコツについて解説します。
大卒の新卒採用後の離職率
大学卒で就職後、ここ数年は1年目で退職してしまう人の割合が大卒全体の11~15%程度で推移しており、3年目までに30%以上の大卒者が離職しています。
新卒採用後の離職率の高さは職種によっても異なり、「小売業」「飲食サービス業」「医療福祉業」などは特に離職率の高い職種であるとされています。
採用後、短期間で離職されることによって、人材育成に費やしてきたコストが無駄になり、自社にベテラン社員を確保することが難しくなってしまいます。
辞めない新卒社員を採用するためのポイント
人材育成を成功させるためには、新卒者が辞めないことが絶対条件です。
そんな新卒人材を見極めるポイントは、1つ目に「社風に共感できる人材である」ことです。
採用後、新卒社員として働く中でさまざまな不満を抱えることでしょう。
社風を理解し、共感できる新卒人材であれば、多少の不満があっても「この会社で頑張っていこう」と思い、離職を思いとどまってくれる可能性が高くなります。
2つ目に「働き方に関してどのように感じているかを確認する」ことです。
既存の社員にとっては当たり前となっている勤務時間や残業の状況、休暇の取得状況といった働き方に関する事柄に関しての価値観にズレがあると、それが合わずに短期間で離職してしまう可能性を高めてしまいます。
「採用のミスマッチ」を防ぐためには、採用後の待遇などに関してどう思っているのか、正しく理解して納得できているのかどうかを面接などで確認する必要があります。
これには新卒側も企業研究をしっかりしておくことが求められるので、自社で採用サイトを用意して新卒人材が自社について研究しやすい環境を整えることも重要です。
3つ目に「ストレスに耐性がある人材である」ことです。
ストレス耐性がある人材は採用後に起こる出来事に対して、良くない事柄に関しても可能な限りプラスにとらえることができます。
逆にストレス耐性がない人は、良くない出来事に直面したときにストレスとして心に抱え込んでしまい、最悪の場合は日常生活に支障をきたして離職してしまう事態に陥る可能性があります。
面接においては、ストレスを感じた時にどのようにして解消するか、どんなことでストレスを感じるかといった内容の質問をすると、その人材のストレス耐性を見極める判断材料になります。