「未経験人材」を採用することのメリットとは?
2020年04月10日目次
求人を見てみると「未経験者歓迎!」というような、その業種の勤務経験を問わない求人も多くみられます。
一般的なイメージだと「経験者の方が教育の手間がかからないのでは?」と思われるかもしれませんが、未経験者でもOKとする求人にもメリットがあるのです。
そこで、未経験人材を採用することのメリットについて解説します。
求人応募の枠が広がる
未経験者歓迎とすることで「応募の枠が広がる」というメリットがあります。
求人は、応募条件を限定するほどに応募の枠を狭めることになるのです。
例えば男女50人ずつ計100人の中から「男性のみ採用」「性別問わず採用」とする場合、後者の方が応募可能な人数が多くなります。
経験・未経験でも同じことであり、経験者のみ募集する場合よりも未経験者OKとする場合の方が多くの人から求人に応募してもらうことができるのです。
特に、社員数を確保したいという場合には即戦力となる経験者にこだわらず、未経験者の応募も認めることで結果的に人材不足を解消できるでしょう。
異業種の経験が魅力
2つ目のメリットは「異業種の経験が活かされる」というポイントです。
未経験者OKの求人に応募する人の中には、今まで別の業種で働いていた経験を持っていることもあります。
例えば今まで営業の仕事をしてきた人であればコミュニケーション能力があるでしょうし、マーケティングの経験があれば分析する能力に秀でている可能性があるのです。
どんな経験にせよ、自社の人材にはない経験は新しい風となって大きな刺激をもたらし、新商品や新サービスの開発につなげることができる可能性があります。
必要なスキルがあるのであればそれを求人の条件にしても良いでしょうが、応募の枠組みを狭めることになりますし、想定外の経験・スキルをもった未経験人材が予想外の活躍を見せてくれる可能性もあるのです。
意欲ある人材を採用できる
3つ目のメリットは「意欲ある人材を採用できる」というポイントです。
今まで経験のない業種の求人に応募するということは「新しい環境でも頑張っていこう!」という前向きな姿勢の持ち主である可能性が高くなります。
逆に経験者の中には「経験があるからラクな仕事だ」と高をくくって応募してくる可能性が危惧されるのです。
また、経験者は「前の職場でのやり方」に固執する人もいるため、未経験人材と比較してスムーズに戦力化できない可能性があります。
誰もがその通りというわけではないにしても、未経験者の中からやる気のある人材を見抜いて採用すれば、短期間でも十分な戦力になってくれる可能性があるのです。