「地域限定採用」で人材を集めるメリットとは?
2020年05月20日目次
採用活動にもさまざまな手法がありますが、その1つとして「地域限定採用」という手法があります。
そこで、地域限定採用で人材を集める手法のメリットについて解説します。
地域限定採用とは?
「地域(エリア)限定採用」とは、働く地域を特定のエリアに限定して働いてもらう採用形態のことです。
この手法で採用し、その制度を継続して利用する場合において、社員は単一のエリアで働くことを前提としており、基本的に他の地域への転勤は行われません。
その地域に本社や支社がある、または進出予定である場合に用いられる採用手法の1つです。
地域限定採用で社員を募集するメリットは?
地域限定採用となると、将来的に他エリアへの転勤を命じることができないというデメリットがありますが、この手法で人材を採用することにはさまざまなメリットがあります。
1つ目に「採用の幅が広がる」ことです。
転勤の有無で考えると、「転勤がない」のと「転勤がある」のとでは、前者の方が多くの募集が集まります。
「他地域への転勤がある条件では働けない」という人材を選択肢から外さなくて済むため、より多くの人材から社員として採用する人材を選定できます。
2つ目に「人件費のコストパフォーマンスが良い」ことです。
一般的に、他地域への転勤を前提とした「一般総合職」と比較して、給与面で差がつくという特徴があります。
そのため、この採用形態で採用した社員は他地域への転勤を前提とした社員と比較して給料が低くても問題ないため、人件費で見たコストパフォーマンスに優れています。
3つ目に「社員としてのモチベーションを高められる」ことです。
この採用形態で採用した社員は他地域への転勤がないので、ライフステージを考慮しやすく、プライベートを充実させやすくなります。
また、同じ採用形態・採用地域で働く先輩・後輩・同期・上司・新入社員と継続的な関係を維持しやすいため、職場の雰囲気を良好にしやすいというメリットもあります。
地域限定採用で社員を採用する際の注意点
地域限定採用で社員を採用する際には、雇用条件をしっかりと確認することが重要です。
一般総合職の社員と比較してさまざまな条件が付随する地域限定採用ですから、その条件を労使双方が採用時にしっかりと確認しておかないと後にトラブルに発展する可能性があります。
特に「転勤の有無」「給与面」等の条件は、しっかりと確認したうえで雇用契約を結ぶことをおすすめします。