紙媒体は時代遅れ?採用活動にパンフレットを使う意味とは
2020年06月18日目次
新しい技術が開発され世間に浸透することで、今まで使ってきたものが陳腐化して時代遅れだと評価されることもあります。
採用活動においても新しい手法と古い手法がありますが、ここでは「採用パンフレット」など紙媒体の採用ツールの是非について解説します。
紙媒体の採用パンフレット
古典的な採用ツールとして「紙のパンフレット」があります。
主に、会社の情報や魅力を伝えるための「会社説明用パンフレット」と、内定者の辞退を防ぐための「内定者フォローパンフレット」といったパンフレットが、採用ツールとして現在でも活用されています。
さまざまな採用ツールが利用されている
昨今、さまざまな採用ツールを多くの企業が利用しています。
例えば「SNS」や「採用サイト」は比較的新しい採用ツールとして注目されており、積極的に情報発信する手法として多くの企業が導入しているのです。
新しい採用ツールの多くはデジタル媒体であり、紙媒体のアナログなパンフレットなどの採用ツールは「古い手法だ」と評価する人も少なくありません。
パンフレットも現役の採用ツールとして役立つ!
紙のパンフレットを採用ツールとして活用する方法は、決して陳腐化しているわけではなく、実際に現在でも多くの企業が紙媒体の採用ツールを利用しています。
そのメリットは、1つ目に「能動的な情報発信ツールである」ことです。
採用サイトは多くの情報を自社向けにカスタムした媒体で発信できますが、採用サイトを見るのは「その企業について興味を持っている求職者」のみとなります。
つまり、そこに至るためには会社の求職情報に興味を持ってもらう必要があるのです。
パンフレットであれば、会社説明会などの機会に求職者に渡すことができ、自社の採用活動に興味を持ってもらうきっかけとなります。
2つ目のメリットは「リマインド効果を期待できる」ことです。
パンフレットという「物」を採用ツールとして利用することで、何らかの機会にパンフレットに目を通してもらうことができる可能性があります。
例えば「パンフレットだけ持ち帰って、帰宅後に見返してみた」「他の学生が持ち帰ったパンフレットが目に入った」など、何がきっかけでパンフレットが求職者の目にとまるかわかりません。
チャンスが広がることで、そこから採用活動に参加してくれる可能性を引き上げることができるのです。
3つ目に「情報提供者の意図したとおりに読み進んでもらえる」ことです。
自由に閲覧できる採用サイトや求人情報サイト、SNSでは、場合によっては情報発信者の意図しない順番に情報を読み進められてしまい、期待するイメージ通りの情報を受信してもらえない可能性があります。
紙のパンフレットの場合、ウェブ媒体と比較してそのリスクが低く、しかも必要な情報に絞って掲載されているので情報提供者の意図に近い形で情報を読み取ってもらえる可能性が高いのです。
このように、紙のパンフレットは古典的な手法でありながら、最新のツールでは達成することが難しいさまざまなメリットがあります。